「職人による伝統の技術」 ヘラ磨き  ~受け継がれていく特別な輝き~

「ヘラ磨き」は、リングの表面を硬い金属のヘラで丹念に磨く、伝統的な技法です。磨かれた表面は、美しい光沢が生まれると同時に、表面硬化によって地金そのものが強固になるという特性を持っています。
直径約5mmの細いヘラを、全身の力を込めてリングの表面に幾度となく押し当てていく。
高度な技術と手間を要するこの手仕事が[イサロイ]では、長年ハイジュエリーを仕上げてきた職人達によって継承されています。
「ヘラ磨き」によって、リングの表面に細かに波打つヘラの軌跡に、同じものは二つとありません。愛を交わすおふたりにふさわしい、唯一無二の輝きであり、時を経るごとに趣きが深まる本物の価値そのものなのです。

[イサロイ]を創り出す職人達が使う道具の一部。
主に「ヤスリ」「キサゲ」「ヘラ」が用いられます。
リングの内側・外側・細部を削る為、ヤスリは8種類、キサゲは2種類、ヘラは3種類。
扱う工程・箇所によって使い分けられます。
また、ヘラ・キサゲ自体もそれを使う職人によって手づくりでつくりあげられます。

力を込めるため、指先が固くなります。
優雅で繊細なジュエリーを生み出す職人の手は、熟練すればするほど太く、分厚く、無骨なものになってゆきます。

指輪はヤスリで目の粗いものから細かいものへと順番に削り、[イサロイ]の刻印(リング中央に打刻するのは熟練の技)を手打ちで打刻します。形を形成しサイズを合わせてからリングの内側を滑らかに丸く、内甲丸に作った後、機械(バフ)・ヘラを使い分け、丁寧に磨かれて完成となります。

エンゲージリングのダイヤモンドはベビー・ティアーズと言われる、極小の爪で留められます。
留める中石のサイズに合わせアゴ(ダイヤモンドが乗る部分)切り、爪を細く削りながら形成しタガネで叩いて留めてゆく手法です。極小の爪でも中石が落ちたり揺るんだりする事は有りません。石留めの基準はルーペでの確認、留めて行く時の音の変化によっても確認しています
マリッジリングにはアワ留め、彫り留め等が用いられています。
どちらも石座(ダイヤモンドが乗る部分・穴)を0.05mm単位で職人が調整した後にダイヤモンドが留められます。[イサロイ]マリッジリングの石留めの良さ、爪のひっかかりの無さは熟練した職人の感覚によるものが大きいといえます。

細く、先の尖ったヘラで表面に光沢を出します。この時も指先にかなりの力を要します。
その昔は指輪の裏に彫った文字を消すときも、このヘラを用いていました。
深く彫った文字を圧力で消すわけですから、その力の入れ具合はかなりなものです。
また、イサロイのヘラ磨き、特にゆったりと波打つようなヘラ模様は右利きの職人しか生み出せません。
左利きの職人が磨くと正対照な模様になってしまうからです。

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